未来伊ZU CAMPUS・伊豆新聞/2019年1月25日 記事抜粋

2019-02-06想い出つくりサポーター  ご紹介いただきました > メディア掲載

未来伊ZU CAMPUS

「未来伊ZU CAMPUS(ミライイズキャンパス)」とは、賀茂地区の若手経営者、銀行支店長、メディア人が交じる10名余りの勉強会の名称で、望水代表・近藤純司もメンバーの一員として参加させていただいております。この度この会を通して、子どもたちに『伊豆の魅力』を伝えようとリレー形式でメンバーの方達が寄稿されることとなりました。望水代表・近藤純司の子どもたちに伝えたいこととは・・・

「無いものねだり」
みなさんは今宵の月の形をご存知だろうか?月がいつごろ、どこから出てくるのかを考えたことがあるだろうか?実は「日の出」と同じように「月の出」があるのだ。それも毎日形を変えて訪れる。
日本には「月を愛(め)でる」という美しい言葉がある。古来より月に対する遊び心や夢、憧れを抱いていた証だろう。それはそれはとても情緒的で、雅な時の過ごし方だったのではないだろうか?昔の人が月に寄せた「想い」、月が自然と調和する「美しさ」、月見を四季の営みの一つとして楽しんできた日本人の「感性」を改めて誇りに感じる。

東伊豆町では昨年の春、特に後世に残したい名月として、全国名月サミットで「伊豆北川温泉ムーンロード」が日本百名月の第15号登録地に認証された。そして、冬にはこの大切な資産「ムーンロード」が町の手がける地ブランドとして初めて商標登録されたのだ。大変名誉なことだ。そのきっかけは十数年前、南米の民俗楽器ケーナやサンポーニャの世界的名手・瀬木貴将さんとの出会いにさかのぼる。小さな港町である北川の美しい景色や時の流れ、そこで生活する人々の営みに影響を受けて、彼はアルバムを制作した。そのタイトルが「MOON ROAD」だった。

地元の長老からよく言われた事がある。「無いものねだりをしていてはだめなんだ。あるもの探しをしないとね」。それを昨日の事のように思い出しながら、今年の中秋の名月に行われた瀬木さんのライブ「謝月祭」を楽しませてもらった。北川では「ムーンロードに10秒間お祈りをすると願いがかなう」という伝承がある。無いものねだりでなく、あるもの探しをしていたから、「後世に誇れる名月」という、素敵なご褒美に巡り会えたのかもしれない。月は人を魅了し、出会いを与え、時には願いもかなえてくれる。伊豆のこの地で、今宵の月を拝めることに感謝したい。

「伊豆新聞」2019年1月25日記事、写真共原本のままに使わさせていただきました。これからも皆様にお喜び頂けますよう一生懸命頑張ります。 望水社員一同

 

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