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『温泉宿の贅沢朝ごはん』漁師伝来の味も。つい早起きしたくなる海辺の温泉宿へ。
フロントから奥へ進み、ロビーラウンジへ。そこでガラス窓いっぱいに広がるパノラマの海を目にすれば、思わず感嘆の声が漏れるに違いない。「望水」は北川温泉の海辺に建つ宿。相模灘の雄大な風景を、すべての客室から眺めることができる。
料理の主役となるのは、その海の幸。名物の朝食は「早起きしたくなる朝ごはん」がコンセプト。そこでも、随所に土地柄が反映される。象徴的なのが浜っ子汁だ。これは魚介入りの汁の中に熱した石を入れて仕上げるもの。目の前でジュッと音を上げながら汁を煮立てる豪快な調理法は、もともと海で冷えた体を温めるために漁師が行っていたそう。ほかにも焼きたてのパリパリした地海苔や干物など、海の幸はそこかしこに。音や匂い、食感へのこだわりも、寝起きの胃袋をいやが上にも刺激する。

露天風呂付きの個室「プライベートガゼボ」やスパで特別な時間を過ごせるのも、この宿ならでは。慌ただしい日常を忘れて、優雅にお籠りを楽しみたい。

「大人のちょっと贅沢な旅/リクルート」2019-2020冬号記事、写真共原本のままに使わさせていただきました。これからも皆様にお喜び頂けますよう一生懸命頑張ります。 望水社員一同

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