「サライ」小学館/2014年5月号 記事抜粋 特集/鮨が自慢の宿

2014-04-13想い出つくりサポーター  ご紹介いただきました > メディア掲載

サライ

「鮨が自慢の宿」
「望水」その名の通り、太平洋にせり出すように宿は立つ。静岡県・東伊豆の北川温泉。春の凪いだ、鏡のように静謐な海を最も体感できるのがここの露天風呂だ。潮の香り、波の音、肌を撫でる風。自然と一体になるかのような浮遊感に身を浸す。露天風呂には畳や竹、炭など和の素材が随所に用いられている。過去、数多の名旅館を手掛けた建築デザイナー松葉啓による、高級アジアンリゾートを思わせる美しい空間である。

サライ

「伊豆の海の恩恵にあずかる」
その伊豆の恩恵を堪能できる、郷土料理「北川あじ鮨」。鯵は、この辺りでは季節を問わず獲れる特産。「望水」料理長・稲葉富也さん(47歳)は近隣の伊東出身、幼少期から釣りを愉しみ魚も熟知する。「鯵は獲れた直後の船上から、氷で締めてほしいと知り合いの漁師に頼んでいます。そうすると鮮度に格段の差が出る」(稲葉さん)好むのは、回遊せずつねに同じところに留まる根付きの鯵。動かないため脂をたっぷりその身に蓄えている。鯵は夏が美味と一般にいうが、「より脂のある春のほうがいい」と、稲葉さんは語る。

サライ

「私どもにございます、プライベートガゼボ「波まくら」が特集ページ表紙となりました」

鮨には、そんな鯵を贅沢に使う。鮨飯は伊豆下田産の海水塩、米酢、それに大葉と白胡麻を混ぜたかやくご飯風。とりわけ驚くのは鯵の上にのせられたジュレだ。醤油に酒、味醂、鰹節を加えてさっと煮立たせた調味料・土佐醤油。それをゼリー状にすることで、香味や旨味を封じ込めた。「寒天とゼラチンの両方を使います。食べるとふた口目で溶けて、鯵と一体になるように計算しました」(稲葉さん)聞けば、東京の創作和食「だいこん屋」で修行した経験を持つという。鯵鮨の斬新さ、多くの素材が調和した美味に、得心がいく。

「サライ/小学館」2014年5月号記事、写真共原本のままに使わさせていただきました。これからも皆様にお喜び頂けますよう一生懸命頑張ります。 望水社員一同

・取材撮影の模様はこちらよりご覧いただけます

・掲載いただきました「北川あじ鮨」が食べられる宿泊プランは公式サイトよりご予約いただけます。

 

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