温泉が大好きな玲子さん。楽しみにしていたお風呂タイムです。「望水」には、露天風呂のついた2カ所の大浴場のほかに、貸切で利用できる露天風呂付きのプライベートガゼボがあります。
  伊豆北川温泉は、源泉が93℃と高温なので、短時間で回数多く入るのが効果的なのだそうです。   ならば、と、オフィスワークでたまった疲れや、悩みの種の肩こりをスッキリ解消したい玲子さんは、お風呂のはしごをすることにしました。


 まずは貸切できるプライベートガゼボ「さざ波」へ。まるで舞台のように、柱と天井に囲まれた丸い浴槽は、開放感100%です。  目の前に広がる海と空を独り占めだから、思いきりお姫様気分になれちゃうのです。 こんな贅沢はじめて!


 ジャグジーがついているのがうれしい!  細かい気泡に包まれて、少しずつ身体がほぐれていくのを感じます。思わず、口をついて出たことばは・・・ 「極楽・極楽」


 お湯につかって、海を渡っていく船や、ゆっくりと形を変えていく雲をみていると、心までするするとほぐれていくようです。気づかないうちにけっこうストレスがたまっていたのかも。

Reiko's
チェック
ポイント

 プライベートガゼボ「ときの凪」には、全部で4つのガゼボ(波まくら、日のなごり、浮舟、さざ波)があります。どのガゼボにも広々とした露天風呂があり、フロントで予約をすれば、無料で利用できるんです!



「さざ波」のサウナはミストサウナです。実はドライサウナが苦手な私。でもミストは初めてなので、好奇心いっぱいでチャレンジしました。
 熱い水蒸気が、ほわーっと身体中を包んでくれて気持ちいい!口を開けると、のどの奥まで蒸気が届いて、なんだかすっきりしてきます。
  ふと気づけば、鼻歌を口ずさんでいました。「誰もいないから、まぁいいか。」


 備え付けの冷蔵庫には、冷たいレモンジュースが用意されていて、乾いたのどをうるおしてくれます。


 次に入ったのは1Fにある大浴場「椿の湯」。ここの浴槽は、古代檜と呼ばれる、直径が2メートルもある巨木でつくられているんだそうです。


 檜の香りがふんわり漂っう湯船は、木の肌触りがなんともやさしいんです。  和風情緒にあふれていて、ゆったり落ち着ける、安らぎの空間です。


 洗い場で発見したのがこれ。伊豆特産のニューサマーオレンジが入ったボディーシャンプーなんです。身体を洗っているとさわやかな香りがして、とってもリフレッシュ気分。


「椿の湯」の名前通り、椿を観賞できる露天風呂は、お庭の中にいるような雰囲気です。  やわらかな日差しが差し込んで、すがすがしい空気が頬をなでていきます。


 こんこんとあふれ出る温泉は、少し熱めで、美しく透き通っています。


 温泉のはしごもこれでおしまい。それにしても、たっぷりつかりました。  どのお風呂もそれぞれ違った風情だから、ついつい長湯になってしまうのかな。

 

Reiko's
チェックポイント

 もう一つの大浴場は「石楠花の湯」。  広々とした石造りのお風呂です。  2つの大浴場は、午前0時で、男性用と女性用が入れ替わるので、どちらのお風呂も楽しめるんです。



 温泉効果で、こころなしかお肌がツルツルです。  あんなにしつこかった肩こりが、すっかりほぐれているのにはびっくりしてしまいます。  やっぱり、身も心もリラックスするのが一番なんですね。


 着替えをすませて、湯上がりサロン「波の音」でくつろいでいると、冷たいところてんがサービスされてきました。  東伊豆産の「花ゆず」が入った特製のポン酢で食べる地元のところてんです。


「すっぱーい!」  ゆずの香りと、冷たいのどごしがお風呂上がりにぴったり。  お庭の景色を楽しみながら、ちょっとひと休みです。