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  6月のふたり旅  
   
 
浜っ子料理
定置網漁の船が港に戻ると、北川の朝が始まります。
朝もやにかすむ大島、朝陽にきらめく海面、飛び交うカモメ、ポンポンポン・・・と音を立てて進む漁船。
のどかで豊かな朝の風景を眺めながら、テーブルに並ぶお料理のひとつひとつを、ゆっくりと味わう。
旅の宿での朝食は、忙しい毎日では考えられない贅沢なのかもしれません。
望水の朝ごはんは「浜っ子料理」。
海の幸中心の和食は、食物繊維やカルシウムもたっぷり摂れる身体にうれしいメニューです。
数種類から選べる干物はテーブルで焼き上げます。
熱々の香ばしさは、地物ならでは。
干物
   
タカエちゃん   自家製くみだし豆腐にご満悦のタカエちゃん。
「自然塩で食べるのがポイントですね!大豆の味がすごく濃い???」
   
望水の名物料理のひとつ「浜っ子汁」。
伊勢海老を筆頭に、魚介をたっぷり入れた贅沢なお味噌汁です。
  浜っ子汁
 
   
 
浜っ子汁 カゴ盛り 海苔
           
  漁師さんが冷えた身体を暖めるために浜辺で作っていたという「浜っ子汁」。
400℃に熱した石を、魚介たっぷりの桶に沈めると・・・ジュッッワーーーーーという音と共に部屋中に広がる香ばしい香り!
この香りに包まれたら、どんなに低血圧な人でも、いっぺんに目が覚めるはず。
  「うわ???っ♪」と思わず声をあげるユキエちゃん。
丸い竹籠の中には、山葵のドレッシングでいただくサラダや、厚焼き玉子、釜揚げしらすなどなど、ご飯が進むお料理の数々。
朝から心が弾むカゴ盛り料理です。
  二段になった木の升は、下段に熱した小さな石がセットされていて、上段の岩のりをほどよく炙ってくれるのです。
鮮やかな緑色に変わり、パリッパリに仕上がった海苔は、ご飯にかけたり浜っ子汁に入れたり・・・磯の香りが食欲をそそります。
 
           
  朝食   くみあげ豆腐   カゴ盛り  
           
  陽射しを受けて、キラキラと反射する海面は本当にきれいです。
テレビをつけないだけで、時間に追われる感覚から解放されていることに気づくはず。
  乳白色が美しい「自家製くみあげ豆腐」。きめの細かい舌触りと、大豆本来の甘味が、舌と鼻をくすぐります。
まずは自然塩で、素材そのものを味わって。
  目にも楽しいカゴ盛り料理は、一品一品がとてもやさしい味わい。
和食っていいなぁ?と、しみじみ思わせてくれます。
 
           
   
   
   
   
 
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