散歩から戻ってみると、お部屋のテーブルには、 朝食の準備が整っていました。  普段は、コーヒーとトーストで簡単に済ませてしまう玲子さん。ゆっくり味わって食べる朝ご飯の大切さを、しみじみ実感したようです。
 チェックアウトを済ませてから、売店で望水ブランドのお土産ショッピング。
 最後にラウンジで、コーヒーを飲みながら、北川の景色に別れを告げたのでした。


 朝の光がいっぱいのテーブルに並んだお料理は、アジやイカのお刺身、湯豆腐、カサゴの干物、地のり、などなど・・・。  
  ひと歩きしたせいでしょうか、食欲が自然にわいてきます。  うーん、おいしそう!  いただきます!


 仲居さんが運んできた、大きな木桶の中には、キンメダイやタラ、シッタカなど、魚貝類がたっぷりのお味噌汁が入っています。
 そこへ焼けた石を入れると・・・  
  ジューッ!  白い蒸気と共に、お味噌汁のいい匂いが部屋中に広がります。  磯の香りと旨味がぎゅっと詰まった「浜っ子汁」は、何杯でもお代わりしたくなるおいしさです。


 それにしても、朝食にいただく白いご飯のおいしさは格別です。
 こんなふうに、ゆっくり朝ご飯を楽しめるのも、旅の醍醐味なんですね。

 




 チェックアウトを済ませてから、お土産を選びに「旅ごころ」へ行ってみることにしました。
 木の暖かみのある店内はクラシックな雰囲気です。


 とてもおいしかった、カニ煎餅や地のりなど、「望水ブランド」のお土産はすべて伊豆で作られているんだそうです。  
  伊豆の手漉和紙で作られた兎のお面と、伊豆の浜石に描かれた猫、とてもぬくもりのある作品なんですが、これらも伊豆在住の郷土作家たちに依頼したオリジナルなんです。  売店というよりは、小さなギャラリーのようです。

Reiko's
チェックポイント

「伊豆の匠」のコーナーには、伊豆の土で作られた器、この地方に伝わる民話や昔話を題材にした素陶人形、伊豆硝子のグラスや一輪挿しなども並べられています。  ひとつとして同じものがない、手作りの作品ばかりです。





 お土産を買ってから、ラウンジへ、海の見納めに行きました。  ここからの眺めとももうお別れ・・・なんだかさびしい気持ちになります。



 今日の海も、昨日と同じように穏やかで、澄んだ青色を見せてくれます。  それにしても、北川に住んでいる人たちは、毎日この景色を見ることができるんですよね。本当にうらやましくなります。



 玄関まで運ばれてきた私の愛車は、ピカピカに磨かれていました。望水では、宿泊客の車を、スタッフが毎朝鉢巻き姿で洗車してくれるのだそうです。
  心のこもったサービスに感激!なんだか帰りのドライブが楽しみになってきました。



 1泊2日の短い旅でしたが、ゆったりくつろぐことができました。北川の自然に囲まれて、身も心もお腹も!大満足の、贅沢な休日。
  今度は友達と一緒に来ようと思っています。