日本の絶景温泉 伊豆の老舗旅館 伊豆北川温泉「望水」0557-23-1230(受付9:00〜20:00)
「ぶらり秘湯へ、湯の街へ「おひとりさま」温泉・自分にごほうびの宿」 玄関を入ると、ロビーラウンジの向こうに広がる相模灘が迎えてくれた。波穏やかな海原が彼方まで広がり、晴れた日には伊豆大島が正面に浮かんで見える。何もせず、ただただ海を眺めて過ごすなら、こんな宿がいい。
望水は東伊豆の名湯、北川温泉でも高級旅館にあたる。平日であればひとり泊も可能で、ヒノキ風呂を備えた10畳和室でくつろげる。もちろん37室すべてがオーシャンビュー。国道に面した玄関は最上階の8階にあり、7〜2階の客室フロアへ下がっていく構造だ。いうまでもなく、高層階になるほど眺望はいい。「フロアセブン」と呼ばれる7階客室は、プラス2000円で泊まれる。海の上に浮かんでいるかのような景色が格別。せっかくなので、予約したい。 最大の楽しみは、プライベートガゼボ「ときの凪」で過ごす時間だ。4つのガゼボ(東屋)にはそれぞれに海に迫り出すように造られた露天風呂が付き、50分間無料で利用できる。さえぎるものがない海景色と波音に包まれてつかる温泉は、リラックスできる。到着時の予約になるので、夕暮れ時などを狙うなら、早めにチェックインしたい。 「ガゼボのように、リビングルームの延長としてお過ごしいただけるスペースを館内の随所にご用意しています」と広報の山下万友美さん。ロビーラウンジ「波の舞」やグラウンディングサロン「IBUKI」でドリンクやカクテルが楽しめる。また、大浴場の隣の湯上がりサロン「波の音」では、夕方にところてん、朝には新鮮なキュウリやトマトを天然塩などをつけて食べられるサービスもある。 夜、海を眺めると、海面に月光の道が伸びていた。山下さんは「満月の前後数日間に現れるもので、ムーンロードと呼んでいます。冬は空気が澄んでいてきれいに見られますよ」と説明してくれた。自然が持つ神秘的な力が体の中に満ちていくようだ。 宿のそばには、波打ち際の野天風呂として有名な黒根岩風呂がある。宿泊者は入浴無料。波しぶきがかかるほど海に近い湯船につかりながら、水平線から昇る朝陽を眺めよう。
「旅行読売/旅行読売出版社」2015年2月号記事、写真共原本のままに使わさせていただきました。これからも皆様にお喜び頂けますよう一生懸命頑張ります。 望水社員一同
伊豆の温泉旅館に宿泊したい!東伊豆町へのお出かけをお考えなら! 季節ごとの見どころを紹介した「伊豆温泉旅行記〜玲子の一日〜」をご覧いただけます。
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